散文家 雪です❄️
お越し頂きありがとうございます。
『ボルベール〈帰郷〉』2006年 2時間1分
この映画は10年以上前、ハマって2、3回続けて観た記憶があります。
改めて観ようと思った理由は「何故それほど良かったのか、どのようなあらすじだったのか」をすっかり忘れてしまい確かめたいという思いがあったから。
今、再度鑑賞した感想は、
この映画はずばり「ペネロペ・クルスの美しいお顔と肉体を堪能する映画。」だということがわかりました。
おそらくこの映画のテーマは「母娘、姉妹の家族愛」だと思うのですが、
そんなテーマよりなにより、30代になり匂い立つような色気を振りまくペネロペ・クルスに目が離せなくなります。
漆黒の豊かな髪、目の縁を黒々と塗り潰す力強いアイメイク。
そしてなんといっても豊満なお胸は必見。異様にバストアップのシーンが多く、「監督どんだけ乳晒すねんっ」と突っ込みたくなるほどだという。。(いや、ほんと素晴らしいお胸なので良いのですが。)
人類全ての目線がこの胸に。。
近親相姦や殺人、死体の隠蔽などダークな出来事が盛り沢山な割には、常にラテンのリズムが聴こえてきそうな感じのノリの良い雰囲気を常に感じる映画だと思いました。
こんなんペネロペの為にある映画。彼女に皆が注目しちゃうぜこれは。
死体を埋めるために穴掘って土まみれになったお顔さえ、どことなく淫蕩な雰囲気を醸し出すエロスの女神様!
勿論、脚本、カメラワーク、女優陣の演技など文句なしに素晴らしく、B級映画では決してありません。
だけど、しつこく言うように、ペネロペ・クルスの色気があるからこそ見応えのある映画だったのだと思う。だってスペインの超乾燥地帯の殺人絡みの複雑な家族愛の映画なんて、カサカサドロドロしちゃって観る方が耐えられないと思う。
あとね、この映画の一番良い所はペネロ・クルス演じる女のラブシーンがほぼないところ。
男との絡みがない。
破壊級に色気振りまいてる割には言い寄られたり恋愛沙汰になる等のくだりが不自然な位全く無いのです。
だから映画自体に安っぽい印象がないし、これまた不思議なんですけど、だんだんと映画を観ている側の私達がペネロペ演じる女の「良い人」に成り代わったような錯覚に陥る。
このめちゃくそ良い女を慰め、抱きしめ全てを受け入れる、ような疑似体験(?)ができちゃうのがこの映画の醍醐味です。
観た後、なんか妙に満足感のあるのはそのせいだと思うのです。
女の魅力たっぷりなペネロペを自分だけのものにできるような不思議な感覚。。最高。
(あっ、ちなみに私ノーマルの女ですけどねっ)
かつての私がハマった理由ですが、刺激的なものを求める若さ故、このペネロペの魅力に惑わされたのだと理解することができました。こんないい女に一度はなってみたいわとウットリしながら見入っちゃうのは不可避ですよ。
若く美しいペネロペ・クルスを堪能したい方は是非ご覧ください。
雪❄️
コメント