北海道民のたしなみ

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散文家 雪です。

お越し頂きありがとうございます

東京で生まれ28歳まで東京で育った私が、北海道で生活し始めて3年が経ちました。

今時期の北海道は雪、雪、雪。

(今日は珍しくずっと晴れていたけどね)

 

こっちにきて思ったのは、道民は雪かきを結構徹底してやる。ってこと。

他の雪の多い地域にも共通することなのかもしれないけど、

本当に丁寧に綺麗に雪をはねていく。

特に私の住んでいる地域は積雪が非常に多くて1月、2月なんかほぼ連日雪が降っているので、雪かきは結構重労働なんですけど、皆さん自分の家や土地の周囲の、あまり活動範囲に関係なさそうな場所までしっかり徹底的にやる。

屋根の雪もハシゴを登ってしっかり落とす。マジクレイジーだぜ。

初めはこの徹底ぶりに違和感を感じていたのだが、色々観察してだんだん理解してきた。

雪かきって「たしなみ」みたいなものなんだと。

しっかり徹底して排雪することで、人間性の高さを表しているのだと思われる。

 

雪かきをしっかりやる人→真面目な働き者

雪かきテキトーな人→怠け者

田舎は家の周囲は知り合いばかりだから、目線が気になって雪かきも手がぬけない。

私も引っ越してきた当初は、適当に雪かきをしていたし、最低限な事しかしてなかったのですが、何度目かの冬を経験し雪かきを日々こなしていくうちに、

なんか適当に雪かきするのって、シワシワのシャツを着て外出するような恥ずかしさを伴うようになるんです。

そうするともう後戻りはできない。人は雪かきマシーンと化すのです。笑

近所のおばちゃんとかに、毎日きれいにしてるね、とか言われるとめっちゃ嬉しかったりする。

 

そして新緑の季節になると人々は草刈りをこなしていく。

雪と違って基本的に毎日はやらないけど、マメな人の土地は隅々までビシッときれいに刈り上げられている。

雪かきや草刈りという手入れからその人となりをみていくというのが面白いなぁと感じた北海道の生活であります。

ではまた

雪❄️

 

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